2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

有意義な時間の使い方とは

一つの解釈は「実益に寄与するかどうか」で、これは「金になるかどうか」と考えてもいい。もちろん直接金を生むものでなくても、確実に仕事に生かせる資格の取得とか、人脈を広げるための飲み会への参加とか、そういうものは「実益」にカウントしていいと思…

関心の持続と金のかからない趣味

「金のかからない趣味を持つとよい」と言われる。「金が掛らない」ことが推奨されるのは、「経済的負担が小さい」という理由もあるのだが、「金のかかる趣味」はその多くが他者の制作したコンテンツを消費するもので、発展性に乏しいという理由もある。(ま…

男性性とハンターとしての素養

「男性はハンターに向く」という話がある。それは体力的な面だけでなくて、認知的な面で向いているということのようだ。具体的にはどのような特徴があるのだろうか?いろんな要素がありそうだが。 一つ思いつくのは、外部のものが関心の対象となる「閾値」が…

不合理な自己肯定感の低さ

思春期にありがちだけども。他者との比較をして「自分は劣っている」と思うならまだしも、そもそもそういう合理的な過程を経ずに、「自分はダメだ」と結論付けてしまう場合が多い。これはなぜか?

他者の構築物を破壊して満足する手法

もちろん、あまりな上品な方法ではないわけだが、なぜそれが満足感をもたらすのか、という。

正気を保つために必要なこと

確かに人間関係が極端に希薄だった頃は、精神的に追い詰められていた気がするし、多少なりとも人間関係が生じることでいくらか改善したように思うけど、そこで求められていたものは具体的に何なのか?「人間関係」が重要なのは確かだが、もう少し具体的に必…

負の報酬予測誤差と性格

負の報酬予測誤差が生じた時に、どの程度の学習率・割引率で価値の更新に用いるか、という部分には個人差があると思うし、性格に大きな影響を及ぼすと思う。人間の学習が強化学習の枠組みに(大雑把に)沿うと仮定した場合、おそらく学習率や割引率は予測誤…

他人から不当な扱いを受けると、自分の不当な行為を正当化してしまいがちなのは?

「弁明しやすい」という理由はあるだろうが、他の理由は考えられないか? 人間の(内的な)「規範」は必ずしも他者の印象を合理的に計算しているわけではなく、自らの信念に基づいている。自分が他人に期待することは、自分も他人に対して行おうとするだろう…

目標の抽象化について

概して欲求の対象は、最初は実際の経験に基づいて具体的なものであるが、その後何らかの要因によって抽象的なものへと変わる。例えば異性への欲求が最初は個別の人物に対してで、その後異性一般へと向くように。 抽象化されるきっかけは、共通する属性を持っ…

同一の刺激の希求と行動の保守性

自閉症の子供には「同じ刺激を欲する」という傾向があるけれど、それが全般的な行動の保守性をもたらしてる気が。(当たり前かもしれないが)

成功と失敗の解釈

twitterより。 「Aという状況でBした人は成功してます」と事実を述べるのはいいとして、しかも実際にBと成功の間には因果関係があるんだけど、「Bする」ことができるのはかなりマメな性格の人に限られる場合、上記を「だからBすればいいじゃん」と翻訳するの…

感情の強さと割り当てる対象の範囲

例えば「怒り」に関して、その程度が小さければ原因となる個人だけに向くが、非常に大きいとその個人と属性を共有する第三者にまで向く、という場合が考えうる。感情の強さに応じて対象が広がるのは何故か?

範囲を広げることで満足感を得る戦略

例えば、特定の国の人とトラブルになった場合に、その人をdisるだけでは飽き足らず、その国の人をまとめてdisって憂さを晴らす人間がいるだろう。トラブルが起こった理由がその国の文化にある可能性は稀で、単にその個人に問題があったからだろうから、上記…

個人の行動の属性への割り当て

例えば高卒の居酒屋店長がいたとして、いつも大卒の社員にうるさく指示されていたとする。その指示に問題があった場合、社員個人を恨めばいいわけだけど、怨恨の対象が「大卒」という資格に向くケースもゼロではないだろう。で、その憂さを晴らすために、大…

salienceとdistract

行動を起こしている段階で、予想と異なる状況になる(刺激が得られる)こともあるだろうが、salienceが小さければ無視して行動を完遂する。逆にsalienceが大きいと、一時的に行動を中断し、salienceへの対応に意識を向ける。 「成功例をまねる」という方法で…

希少性による価値について

希少なものには価値があるのは当然と言えば当然だが。ただ本来それは「欲求自体は存在するが、それを充足する手段が少ない」からこそ価値があるのであって、希少性そのものに価値があるわけではない。希少性ではなく、「希少ゆえに強く欲求を充足できる」か…

議論に勝つために必要なこと

「勝つ」ことに意味があるかどうかは置いておくとして。ジャッジする第三者がいる状況ではなく、「本人が負けを認めない」条件に関して。 相手の提示する論点に関して、すでに検討済みで棄却した経験があれば、相手の説を受け入れる必要はないだろう。では相…

判断の合理性を保つための恣意的な目的の設定

例えば、高校時代に勉強だけした人間が、後付けで「いい大学に入ることが最重要だから」みたいな理由を設定する、とか。別に勉強がしたかったのなら、別の目的など不要だと思うのだけど。 合理化する動機が生じるのは、おそらく他にもやりたいこと(例えばテ…

諦めるための努力とか後悔とか

twitterより。もはや成功の見通しがほとんどない、という時に、「最大限の努力をしてそれでもダメなら諦める」という心理になるのはなぜでしょうね?一番無駄な努力だと思うんだけど。@ ふむふむ。むしろ「きっちり諦めるため」の場合もあるんじゃないかと思…

自閉傾向を補う金の使い方

重度の自閉症だと金でカバーできる面はそれほど多くないだろうが、軽度の場合には「金さえかければ一般人並みのパフォーマンスが出せる」ということもあると思う。 以下、役に立ちそうなものを列挙してみる。 パソコン例えば予定をPCで一括して管理すれば、…

認知を歪められる範囲

理性的に実行したい選択肢があるが、直感的には別の選択肢が有望だという状況はあるだろう。例えば、(センター試験の過去問などの)計算問題を解いていて、全く同じ係数の問題を解いたことがあるので答えはすぐに出せるのだが、敢えて丸暗記した答えを書か…

確率の予測

前回のエントリで「50%の確率で200円もらえる」や「10%の確率で1000円もらえる」の場合には、必ず予測誤差が生じると述べた。原則的には正しいと思うのだが、ややメタな認識によって、「50%の確率で200円もらえる」ことを学習し、200円もらえても1円ももらえ…

確率と報酬予測誤差

例えば「100%の確率で100円もらえる」のも「50%の確率で200円もらえる」のも「10%の確率で1000円もらえる」のも期待値は同じだが、主観的な印象は異なるはずである。「100%の確率で100円もらえる」の場合は、それを学習してしまえば一切報酬予測誤差は生じな…

新規性とか抽象概念とか報酬獲得に付随する要素とか一般化とか

報酬獲得に付随する要素があって、(異なる)報酬獲得に付随したものがその後統合的に理解されることが、「一般化」であり「抽象化」なのではないか?んで、その瞬間には正の報酬予測誤差が生じる。 具体的にはどのような過程を経るのだろうか。

報酬獲得の副産物と一度達成したら機能しなくなる目的

以前にも述べたが、直接報酬獲得に繋がらないものの、他の手段での報酬獲得時に付随することが多く、結果的に手掛かり刺激として機能する(状態価値を持つ)ものが存在しうる。しかし実際それ単独では報酬をもたらさないので、それを最終的な目的として行動…

自由について

「自由は小さすぎると不満だが、大きすぎると持て余すし、一概によいものとは言えない」とか、「どの程度の自由度が適当かは個人によって違う」なんてのが一般論ではあるけれど。 ふと思ったのは「目的の自由」は重要でなくて(むしろ目的は外部から与えられ…

用途の広さによる価値の増幅とその無効化

例えば1万円の現金は1万円分の商品券よりも価値が高いだろう。そして1万円分の商品券は1万円の珍味セットよりも価値が高い。その理由は用途が広いからである。 もちろん、最初から珍味セットが欲しいのであれば、現金も商品券も珍味セットと交換すること…

差異と発見と披歴

何か発見をした場合は、それを人に披歴したくなるが、それはなぜか?発見自体に報酬価値があるから、とも考えたが、むしろsalienceはあるが報酬には繋がらないので、帳尻を合わせるために他人に自慢して報酬を得ようとするのではないか? しかし報酬に繋がる…

理解の報酬価値

外部の事象を「理解」することは、それ自体が報酬価値を持つように思う。漠然と予測していたものを実際に経験したとして、予測よりも実態が劣っていた場合でも、理解が鮮明になったことで(少なくともその時点では)好ましい経験として記憶される場合がある。…

行動とsalienceの連鎖

思春期の子供などは「奇抜な格好で個性を主張する」という行動を取る場合がある。「個性的である」ということは「他者と比較して違いがある」ということであり、そのこと自体がドーパミン放出を促す要因になりうる。 「行動を起こして報酬を得る」だけであれ…