2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「上品さ」「カッコよさ」の罠

まぁ「上品さ」にも「カッコよさ」にも様々な要素があるでしょうが、どちらも「カッコ悪い(みっともない)ことをしない」という行動の制限が構成要素になっているのかと。 「能力の低さを露呈する行動を取らない」ことは有能さの顕れですし、それが他者から…

シグナリングとか相対的な能力誇示の危険性

成功する秘訣

いろいろあるだろうけど、個人的には「同年代の人間より少しリスクを多く取る」こと一番重要かと。「リスクを取る」というと無謀なことをするイメージがあるけど、実際には危険な目に遭わずに大きなリターンを得ることも可能ではないかと。(それを「リスク…

体育会系の負の思考の連鎖

小学校時代 「バスケットやりたい!でも学校に部活ないからできない…」 中学校時代 「バスケットやりたい!でもうちの中学は強豪だから、練習キツそうだし、試合に出れなさそう…」 高校時代 「バスケットやりたい!でも中学までやってなかった人間が高校から…

前進するために必要なこと3

2と似たような内容なんですが、「すでに得たものを失う」のではなく「別のものを手に入れる可能性が減る」状況について考えてみようと思います。 例えば、中学生の時から技術に興味があり、高専への進学を考えているとする。普通の高校に進学するよりも特定…

非難について

本当に大きな被害を被り、許容しがたいのであれば法に訴えるべきだし、裁く法がないならそれを問題視すべきなんだろうけど。それをせずに「非難」だけするということは、そこまで敵意はないとも取れる。まぁ法が裁くのは、社会全体で共有されている「悪」の…

大学院生の負の思考の連鎖

「学会行かない?」 「まだ研究進んでないんでちょっと…」 「論文書かない?」 「まだデータが足りないんでちょっと…」 「学振出さない?」 「業績がないんでちょっと…」 「博論書いた?」 「…」

先送りの心理

基本的には単なる「怠惰」だろうけど。合理的な場合もある?可能性があるとしたら、 待つことで状況が好転する 別の状況の方が作業が進む しかししばしば怠惰から、上記の理由を「捏造」しがち。

嘲笑する心理と嘲笑される心理

前進するために必要なこと

1.必要な要素を付加する目的上手くいかない状況を改善する 方法何を付加すべきかは自明ではない。文献、他者のアドバイス等で候補となりうる要素を列挙。 2.不要な要素を削ぐ目的特定の要素を満たせない場合でも目的達成を実現する効率化あるいは適切な…

前進するために必要なこと2

以前論じたのは、目的達成の条件が欠けている場合の対処の仕方だったわけだが。 今度は、目的に向かってある行動を起こすことで、別の何かが失われるケースについて考えてみる。例えば、好きな子に告白したいが、どうも自分の親友もその子が好きらしいので、…

男性的思考と女性的思考

男性的思考 ある行動が妥当かどうかの判断は、最低限必要な条件が満たされているかどうかで行われる。最低限必要な条件が満たされていなければ行動を起こさない。 女性的思考多くの概念がポップアップ。ある行動が妥当かどうかの判断は、関連する雑多な条件…

思春期のアレ

自分の場合は、高校1年の冬くらいから精神的に不安定になって、浪人時代までそれが続いた記憶が。 「受験のプレッシャー」ってのはあまり関係ないと思う。 高校受験に失敗して仲のよい友人と離れたのは少し関係があるかも。 あと自分の容貌を気にしてた、と…

「二位じゃダメなんですか?」

ご存じ、蓮舫議員のスパコン事業仕分け時のコメントです。政治的に妥当かどうかはさておき、日常において「一位であること」「考えられる限り最大であること」は過大に評価され、まだ不合理なコストを割いてそれを目指す場合が多いので、「一位であること」…

不安の拡散と収束

有名な太宰の『人間失格』の一説。 けれども、その時以来、自分は、(世間とは個人じゃないか)という、思想めいたものを持つようになったのです。 そうして、世間というものは、個人ではなかろうかと思いはじめてから、自分は、いままでよりは多少、自分の…

蓄積するということ

「所有」という概念に近い部分も。 まぁ「蓄積」する対象は有形物でなくてもいいのか。知識然り、経験然り。まぁ物にしろ知識にしろ経験にしろ、多寡を見積もることは可能なので、それを「蓄積」していくことはイメージしやすいが。 しかし人間がとかく「蓄…

因果関係の理解

「因果関係の理解」が人間の思考に欠かせないものだということは異論がないと思います。ただ正確に定義するのは難しい。心理学の領域では明確な定義があるのかもしれませんが。まぁそんなに真面目な話ではないので、テキトーな定義で話を展開してみます。す…

所有という概念について

「所有」という行為を物理的に定義するのは難しい。「自分の半径5m以内に存在し続ける」ということはありえないし、「自分の家(敷地)の中にある」ことが所有と同義とも言い難い。 「所有」の本質は「近くにある」というより「いつでもアクセスできる(少な…

父親が息子に教えるべきこと

下記のエントリとかなり内容がかぶるんですが…母親が息子をスポイルするパターン - jotunの頭の中 上記のエントリで、「母親が息子をスポイルするパターン」について書きました。そこで「父親が教えるべきこと」も書いたんですけど、細かい事例を挙げて両者…

競争と独自性

母親が息子をスポイルするパターン

「スポイル」とは「甘やかす、ダメにする」という意味ですね。 ここでは両方の日本語訳の意味で使っています。 「母親と息子の関係が濃密だと、息子が独立できない」とか、「息子の健全な成長には父親の関与が重要」という認識は割と一般的だと思うのですが…

問題を乗り越えるパターン

もちろん、「問題の元を断つ」とか「労力を費やすことで解決する」とか「斬新なアイディアを出す」というパターンもあると思うんですが、ここで扱いたいのはそういう話ではなく。私が議論したい内容を明確にするには、どういう状況を「問題」として定義して…

撤退とか諦念とか批判とか嘲笑とか責任転嫁とか

共通する機構として、何らかの問題が発生した時に、現在関心(欲求)の中心になっているものを放棄(唾棄)し、別のものに意識を向ける、という側面があるかと。 タイトルで挙げた概念それぞれについて「関心の中心」と「新たな関心の対象」を挙げると、 撤…

コミュ力低下の要因

ありそうなものを列挙。 〈基本要素〉家族構成(一人っ子↑↑、長男長女↑)経済的に恵まれている(バイト等の必要がない)容姿に自信がない 〈その他の要素〉一度コミュ力が平均より大きく低下すると、人との関わりを避けるようになり、さらにコミュ力低下)男…