「上品さ」「カッコよさ」の罠

まぁ「上品さ」にも「カッコよさ」にも様々な要素があるでしょうが、どちらも「カッコ悪い(みっともない)ことをしない」という行動の制限が構成要素になっているのかと。


「能力の低さを露呈する行動を取らない」ことは有能さの顕れですし、それが他者から評価されるのは頷けるのですが。


ただ仕事に行き詰ったときなど、泥臭い試行錯誤が必要になる場合もあるので、そういう時に「カッコ悪い」試行錯誤を厭うほどそういう価値観が染みているとマズイだろうなと。


他人の思考錯誤を笑う人間の思考パターンで滑稽なのは、成功した人間が泥臭い試行錯誤をしたと考えずに、「あの人はモノが違う」「才能の問題」「運が良かった」などと不合理な解釈をすること。