2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

合理主義者ぶ不合理を理解させる方法

例えば、何らかの制度に問題があったとして、合理主義者はそれを非難しがちだが、制度設計者の立場に回ってそれがやむを得ないものであることを理解すれば、同様の制度の欠陥に目を潰れるようになる。合理主義者は、基本的に不合理を飲み込めないが、裏に合…

新奇探索傾向と楽観性と時間選好性

上記はどれも似たようなものではないかと。「新奇探索」が時間選好性と近いというのは、「直前に思いついた何か面白そうなこと」の価値を最大限に大きく評価する傾向と捉えられなくもないので。ああでも時間の方向性が逆か。

克己心とか自制心とか

嫌なことに耐えるという判断は、それによって大きな報酬が得られるという予測に根差している。そういった判断を下すためには以下の要素が必要である1.それによって大きな報酬が得られるという読み2.時間割引が一定以下3.他に楽な選択肢がないという認識…

育ちとコミュニケーションの積極性と委縮

基本的にハングリーな環境で育った方がコミュニケーションは積極的だと思うが、育ちがいい人間の方が物怖じしない面もある。「物怖じしない」とはどういうことか? 危機に晒されないことで、セロトニン系が常時賦活されるのだろうか。

一般化を望む心理

一般化してしまった方がいちいち検討せずに済んで楽だから、というのはあると思うけど。ただ、個別に対応している時に一般化を望む心理は、必ずしも「面倒くさい」というものだけではないと思う。

攻撃性とか力の誇示について

マキシマイザーの行動理念は、「最終的な獲得報酬を大きくする」という理解が可能だが、「力の誇示」にも拘るのは何故か?それが他者からの評価(称賛)の獲得を目指すのであれば、度を超えて力を誇示することは必ずしも正解ではないのではないか。

規範とか分節化とか

分節化の細かさは人によって違う、という話は以前も書いた。おそらく「規範」意識の強さも、それを反映していると思う。分節化が粗い人間ほど、数少ない規範を順守する傾向が強くなると思う。(規範の数が少ないし、順守の程度が強い)逆に分節化が細かい人…

責任を大きなものに転嫁したがる理由

例えば、「自分がモテないのは社会が悪い」とか。「モテる」ことが努力によって達成不可能なら諦めるしかないが、それを何か大きなものに帰結させる理由は何か?「他の友人にはできるが自分にはできない」となると、諦めをつけるのが難しいので、「大きなも…

大きな目標を掲げる利点とかそれに固執する理由とか

実行の確実性という意味では、目標は低いほどいい。最終的に大きな目標を目指すにしても、それを分割して小さい目標の集合として捉えるべきである。しかし人間はしばしばそれをせず、大きな目標ばかりを狙ってしまう。 動機の面でそれが有利なのだろうか?確…

万全の状況で失敗する人間と、逆境でも生き残る人間

逆境でも生き残る人間が万全の状況で失敗することもあるかもしれないが、与えられた状況に対しいかに上手く振る舞うかという能力は、ある程度定量化できるものだと思う。基本的にその能力は、自分で試行錯誤する能力にかかっていて、試行錯誤できれば逆境で…

他人の意見を尊重する度合いについて

全く他人の意見を聞かない人間は「自己中心的」と言うしかないが、他人の意見を尊重する人間が「利他的」であるのかというと、必ずしもそうではないだろう。責任転嫁が目的の時もあるし、他人の思考がトレースしづらいからかもしれないし、他人の言動に触発…

探索をやめる条件

探索しても新規な情報が得られなくなれば、探索をやめるのが普通だろう。ただ、新規な情報が完全にゼロになることは稀で、通常はゼロにならなくてもどこかで探索を打ち切ることになる。その閾値はどのようにして決まるか?

言い訳をつけてdistractする機構

すぐに処理できるものでも、ついつい先送りしてしまうことがある。大抵の場合、他にやっていることがあって、そこで不意に「やるべきこと」が浮かぶのだが、現在やってる作業を持続するために、新たな「やるべきこと」を先送りすることになる。この時、何の…