2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

絶望と希望

あるものを得る場合に、条件AとBを満たせば確実に手に入るが、条件Aだけだと80%の確率で手に入るものとする。条件Aの充足が簡単なら、初期には条件Aのみを充足して目的のものを得ようとするだろう。しかし条件Aだけでは得られないこともあり、そこで「絶望」…

要因の細分化と行動の自由度

例えば「安全」という感覚に関して、幼少期には「母親のそばにいる」ということが重要だが、学童期には「周囲の人間と同質である」ということが重要になってくるし、大人になれば個々の状況に応じて相応の対応をすることで「安全」という感覚を得ることにな…

予測誤差と行動選択

負の予測誤差が非常に大きいと、それが伴う事態を強く避けるものとする。一度それが起こった場合、その事態を受け入れられるようになるためには、予測を下方修正する必要がある。

固執と漠然とした希望

何かに固執していたとしても、それと並立しないものを欲したら、どちらかを選ぶかの選択を迫られる。しかし、その場で選択を行わずに、「両方を得る方法を探す」という選択肢もあるにはある。それが成立するためには、「目的のものを実際に得る」ことをしな…

絶望とか諦念とか唾棄とか

自分のことにしろ他人のことにしろ、何かしら不利な(好ましくない)要素があると、それだけで諦めてしまう(排除してしまう)ことがある。例えば、元々の容姿に優れない人間が、優れないなりに外見を整えることは無意味ではないだろうが、それを容易に諦め…

価値を築く場所

大雑把に分けて、以下の三つがあると思う。1.自身の脳内 2.自室のコレクション 3.外部の人間・組織上に行くほど絶対的な力を及ぼせるが、下の方が自らの意思と独立に動く分、価値が持続しやすい。1を成立させるためには、ある程度の感受性の強さが必…

判断の有効期限

例えば、朝、その日着ていく服を決めるとする。その判断の影響は、(途中で着替えたりしないのなら)その日中持続する。裏を返せば、その判断はその日のうちしか持続せず、次の日以降は影響しない。 一般に長く影響を及ぼす判断ほど重要性が高いし、影響する…

判断を評価するタイミング

ある時点で下した判断を、一週間後に評価した場合と、一年後に評価した場合で、評価の良否は変わってくる。逆の場合がないわけではないが、近い未来の方が高い評価で、遠い未来は低い評価になりやすい。

感受性と対人関係における積極性

感受性が低いとか、求める刺激が強いほど、他者への働き掛けは積極的になる。ゆえに感受性の異なる二者がいた場合、感受性の低い方が高い方に対して働きかける場合が多い。働きかけられた側が、働きかけた側を受容した場合には、表面上働きかけた側が上位に…

ASのモチベーション

AS気味の人間は、細かい差異が気になって思考のコストが上昇する半面、少しでも新奇なものとして認識できるので、飽きるまでに時間がかかる。そういう意味では動機の維持の点で有利だが、その一方で強制力がないと能動的に行動を起こせない面もある。これは…