絶望とか諦念とか唾棄とか
自分のことにしろ他人のことにしろ、何かしら不利な(好ましくない)要素があると、それだけで諦めてしまう(排除してしまう)ことがある。
例えば、元々の容姿に優れない人間が、優れないなりに外見を整えることは無意味ではないだろうが、それを容易に諦める、もしくは他人のそういった努力を嘲笑する、といったことである。
不利な要素を抱えた状態で努力するのは、やや困難ではあるが、やたらと避けたがる理由はそれだけではないのだろう。
そもそも「負の要素」とは何か?
何かしら別のものと比較して「劣っている」ものはあるだろうが、絶対的に「負」であるものとは?
固執しているものがあって、それを失う可能性のある行動をシャットアウトする、という心理は理解しやすい。