問題を乗り越えるパターン

もちろん、「問題の元を断つ」とか「労力を費やすことで解決する」とか「斬新なアイディアを出す」というパターンもあると思うんですが、ここで扱いたいのはそういう話ではなく。

私が議論したい内容を明確にするには、どういう状況を「問題」として定義しているか示すことが重要かも。

基本的に「明確な目的があるけど、そこへの到達が脅かされている」という状況を想定しています。目的自体が不明確な状況は扱いません。

んで、「目的到達までの経路」は他者の行動や自分の過去の行動からの類推で設計するわけですが、その「類推」に問題が生じたというようなケース。

分かりやすいように「他者の行動からの類推」に絞った方がいいかもしれませんね…


ケース1.成功した他者と自分の間に相違点がある

まぁその相違点が成功にどれだけ寄与しているのかってのがポイントですね。

直感的に分かる場合もあるでしょうけど、そういう場合は他者の成功を分析し、重要な要素を抽出するのがベターかと。


ケース2.失敗した他者と自分の間に共通点がある

この場合もその共通点が失敗にどれだけ寄与したかがポイント。


…つかまぁ要はどちらも「要素に分解せよ」って話か。

ではどうやって「要素に分解」するか?


まぁ成功者の属性や成功者の行動の要素を分解することはそんなに難しくないかもね。

むしろ各要素がどれだけ成功に寄与しているか見積もることの方が難しいか。


例えば成功事例を複数知っているのなら、複数の事例に共通する要素をピックアップすることで重要な要素を見極められそう。

失敗者の場合も基本的に同様。

ただ、「失敗を避ける」ことと「成功する」のは同義ではないので、失敗者から成功の道筋を見出そうとする場合、彼らの「マズイ点」を避けるだけでなく、彼らに欠けている要素を新たに盛り込む必要がある。