2012-07-15から1日間の記事一覧

飽きとは何か

もし一連の出来事の満足度が放出されるドーパミン総量で定義されるとすると、強化学習モデルに従えば予想外に報酬を得ようが、確実な予測の下に報酬を得ようが、満足度は同じということになる。しかし後者のような状況では「飽き」が生じることもある。飽き…

「目的より過程を楽しむ」心理について

もし一連の出来事の満足度が放出されるドーパミン総量で定義されるとすると、強化学習モデルに従えばいきなり報酬を得ようが、多くの段階を経て(少しずつ報酬を予期しながら)報酬を得ようが、満足度は同じということになる。しかし実際は、しばしば後者の…

最高点の見極めとか矛盾の認識とか

「最高の状態」を見極めるのは容易ではない。単純に点数によって定量化されている場合、上限があるならその認識は楽だが。 複数の要素を満たさなければならない場合、概して「全てを完全に満たす」ことは不可能なので、(線形計画のような発想によって)複数…

縁と枷と手掛かり刺激

怪しげな東洋の占いでは「親との縁が強すぎるから…」なんて理由を述べることがあるけれど、親の力で報酬を得ると自然と親の言動の影響力が強まるという面はあるわけで、あながち間違ってもいないのかもな、と。

究極形の見極めと禁欲

たぶん「究極形」は「より多くの欲求を充足する」という基準で決定され、それを見極めるためには「より多くの欲求を喚起する(が充足しない)」という過程が必要なんじゃないかと。

欲求や目標の分離

例えば「海の幸・山の幸満喫ツアー」というのものがあったとする。そのツアーに参加したところ、美味しい魚介も山菜も食べられ、風景や温泉も楽しむことができたので非常に満足であった。その一連の出来事によって「海の幸・山の幸満喫ツアーへの参加」が強…

目標のすり替えとか欲求の代替とか

性欲が満たされないので暴食して鬱憤を晴らす、というのが分かりやすい形だが。そういった「代替」は欲求間の関連が乏しく、気休めにはなるが、どの程度元の欲求を抑える効果があるか微妙である。 例えばテストでいい点を取って褒められようとしたが、いくら…

欲求不満と代替案

一般的な行動の強化は、行動の後に(目的である)報酬が得られることで成立するが、報酬がなかなか得られない場合にいわばその代替案として、その報酬と関係のある行動が頻繁に生起することもあるだろう。(それを強化と呼べるかどうかは置いといて)そうい…

複数の欲求の喚起と一般化

前回のエントリで述べたように、「複数の欲求が同時に喚起される」場合にそれを同時に満たそうとすることで、「総合的な解決策」なり「一般的な解決策」が出てくるのではないかと。「欲求」と書いてしまうとてんでバラバラの印象を与えるが(例えば食欲と性…

目標の分離と欲求への還元について

目標を具体化・細分化できればいろいろ捗る、という話は以前述べた。ではいかにしてそれを実現するか? 単純に情報なり経験なりを蓄積することで、具体化・細分化しやすくなる面はあるだろう。ただ十分な情報があっても「様々な欲求を包括する抽象的な目標」…

最終的な目標の設定の仕方

満たすべき条件が明確であれば、どんな手を使おうがそれを満たせば満足できるだろう。明確か曖昧かという問題もあるのだが、目標が個別の欲求の充足に還元できる場合にはかなり柔軟な行動計画が立てられ、逆に個別の欲求に還元できず抽象的な目標のままだと…