欲求不満と代替案

一般的な行動の強化は、行動の後に(目的である)報酬が得られることで成立するが、報酬がなかなか得られない場合にいわばその代替案として、その報酬と関係のある行動が頻繁に生起することもあるだろう。(それを強化と呼べるかどうかは置いといて)

そういった行動の変化はどのような機構で起こるか?


報酬と手掛かり刺激の関係が学習されているとして、手掛かり刺激を得て報酬が得られないと負の報酬予測誤差が生じる。

そういった関係を逆手にとって(?)、得られない報酬に対し、手掛かり刺激となるものを想起することで代替する、ということが可能なのではないか!?


もちろん、報酬が得られなければ負の報酬予測誤差は避けられないのだが、「意識的に予期する」ことで報酬発見ないしより直近の手掛かり刺激による意識の覚醒を抑えることは可能だろう。