最高点の見極めとか矛盾の認識とか

「最高の状態」を見極めるのは容易ではない。

単純に点数によって定量化されている場合、上限があるならその認識は楽だが。


複数の要素を満たさなければならない場合、概して「全てを完全に満たす」ことは不可能なので、(線形計画のような発想によって)複数の要素間の関係を理解して、半ば妥協した「最高形」を定める必要がある。

単一の要素であったとしても、「上限」がどこにあるはある程度能動的な思考によって見極めなければならない。


一度「最高形」が設定された場合にそれと一致したものを得て満足する心理は直感的に理解できる。

「これ以上のものはない」という思考は精神の安定を生む。

(なぜならさらに高みへと駆り立てる要素がないので)


そう考えると「最高形」の設定は、特定の目的の達成が想起された段階で、並立しえない他の好ましい要素を完全に排除することではないか。