目標の分離と欲求への還元について
目標を具体化・細分化できればいろいろ捗る、という話は以前述べた。
ではいかにしてそれを実現するか?
単純に情報なり経験なりを蓄積することで、具体化・細分化しやすくなる面はあるだろう。
ただ十分な情報があっても「様々な欲求を包括する抽象的な目標」を掲げた方がモチベーションの維持が容易で、なかなか細分化できない場合もある。
そういった状況ではどうしたらいいのだろう。
「抽象的な目標」を希求する心理が強かったとしても、理性によってとにかく目標を実行しやすい形に細分化し、ひたすらそれを片付けて個々の欲求を充足できれば「抽象的な目標の希求」も弱まるんじゃないかという気がする。
たぶん「様々な欲求の充足を包括する抽象的な目標」を掲げる理由は、すぐに充足できない欲求がいろいろ存在するため、それらを頭の中で並立させておくために抽象観念が必要なのかと。
上記のような「即時に充足できない欲求を並置するため」という理由で必要とされる概念は他にもありそうな気がするね。
…上の結論から外れるのだが、「様々な欲求を包括する目標」のままどうにか達成することで、個別に充足した場合よりも大きな満足感が得られることもなくはないようだ。