2012-09-26から1日間の記事一覧

目的の並立とか矛盾とかトレードオフの認識とか

前回のエントリとも関係するのだが、まず「複数の目的が並立する」とか「矛盾する」といった人間の認識が生じるには、事実関係以前に「両方の目的が同時に想起されている」時間はある程度必要である、ということを述べておく。では、「複数の目的が同時に想…

目的の強さと持続時間と複数の目的の融合

同意が得られないかもしれないが、個人的に「長生きする」という目的と「ゲームをする」という目的は別個のもので、それらが特殊な条件下で融合して「長生きして死ぬまでゲームをする」という目的が生じるのだと思う。では「特殊な条件」とは何か? 目的が「…

持続時間の心理的測度

例えば、「永久に運営されるネットゲーム」と「1年しか運営されないネットゲーム」があったとする。どうせキャラを育成するのなら、永久に運営されるネットゲームをやりたいと思うだろう。しかし、一つのネットゲームにはまっている期間はせいぜい数カ月な…

反復からの離脱

例えばパラメータだけ変えたシミュレーションを何十回もやる場合、その都度自分で実行するのは面倒なので、そのうちスクリプトを書いて自動化するようになる。一度スクリプトを書いてしまえば、その後は似たような状況になっても同じ方法が使えるが、最初に…

意識の集中と満足度と固執

「意識を集中した結果、固執が生じる」ということではなく、むしろ逆で、「意識を十分に集中できていないから満足度が下がり、結果的に同じ対象への関心が持続するのではないか?」みたいな話。あと「意識を集中できない」ということは「別の対象にも意識が…

意識の集中とか緊張感とか満足度とか

同じ報酬を得るにしても、基本的にその報酬(が得られるということ)へ意識を集中していれば満足度は大きくなるし、さほど集中していなければ満足度は小さくなる。(まぁ「予測してない時の方が嬉しい」ということもあるだろうけど)

存続時間とアクセス頻度

何か好ましいものがあったとして、その存続時間を長くすることは価値のあることだが、そこに「価値がある」と感じる理由は基本的に「アクセスの回数が増えるから」であろう。「存続時間を延ばす」理由が「アクセスの回数を増やす」ことであるなら、「存続時…

不変性を志向しない生き方とか、価値を転化させていく生き方について

「価値を転化させる」というのは、例えば一時期ロックにハマり、その後勉強に集中しようとする時に、「過去に集めたロックの名盤でテンションを上げて勉強に打ち込む!」みたく、過去に感じていた価値を新たに生じた価値に関連付けるといった話。 「不変性を…

目的の持続時間に関するもう一つの考察

思考の切り替えに難のある人間は、「永遠」でなくても、それなりの長期間持続する目的以外はほとんど価値を見出さないだろうし、逆に思考の切り替えがスムーズに行える人間は、目的の持続時間をほとんど問題にしないだろう。