持続時間の心理的測度
例えば、「永久に運営されるネットゲーム」と「1年しか運営されないネットゲーム」があったとする。
どうせキャラを育成するのなら、永久に運営されるネットゲームをやりたいと思うだろう。
しかし、一つのネットゲームにはまっている期間はせいぜい数カ月なので、そういう意味ではどちらもさほど違いはない。
また、単純に運営される期間に比例して価値を決めるわけでもないだろう。
持続時間はどのように人間の評価に反映されるのか?
「永久に持続する」ということは、(そこにアクセスしさえすれば)「無条件にその刺激が得られる」ということである。
「未来の利益」のために動くということは、「理性」とか「計算」と言うよりも、現在の思考に含まれる「利益」成分と「未来」成分の積という感じなのでは?
思考に占める「未来」成分の割合はかなり個人差がある。
安定した生活をしていれば、現在の関心事の多くが未来へ敷衍可能となり「未来」成分が多くなる。