目的と行動の対応の調整とか、目的の適切な切替えとか

例えば、「校内のテストで上位に入る」という目的があったとする。

もう少し具体的に10位以内としよう。

科目は英・数・国・理・社で、総合点で順位を決める。

この場合、目的達成のためには総合点を上げればいいので、英語の勉強をしてもいいし、数学の勉強をしてもいい。

ただ、目的達成までの最短経路を常に頭に描くのは、それほど容易ではない。

(まぁ校内テストくらいなら、前回のテスト結果から、各科目の目標点数を定めて、目標との点差に応じて時間を割くとか、合理的な方法はあるだろうが)


最終的な目的達成までの最短経路が見えない場合、何か別の目的で代替する必要がある。

上記の例で行けば、「苦手な数学で90点以上取る」などである。

新たな目的が満たすべき条件は、しばしば

1.最終的な目的達成の十分条件(必要条件ではない)

2.達成までの最短経路が明確

の二点であるが、1の条件があるため、最終的な目的達成よりも大きな労力を必要とする場合が多い。