言動のインパクトとか虚言とか

言葉にやたらとインパクトのある人間がいる。

その人間の言葉は芝居がかってることもあるし、内容が大仰(ある意味胡散臭い)なこともあるし、深い知識や斬新な発想に基づいている場合もある。

一概にそれがいいか悪いかは判断しかねるが、注目を浴びやすいのは事実である。

こういう人間に共通することは何か?


「深い知識や斬新な発想に基づく」のであれば、普通の人間が知識や発想を磨いてそういう状態に達することもありそうだが、おそらくそうではないだろう。

そういう言動の人間は、そうでなければ自分の発言に価値が感じられないのだと思う。

つまり感受性の乏しさゆえに大言壮語する。


「感受性」というのは雑な表現で、ASやADHDなどのドーパミン系の機能不全が絡む障害で、そういった行動が起こりやすいのではないかと思う。


「虚言」や「形だけ大仰な発言」は軽んじられてしまうが、知識なり発想なりに裏打ちされていれば、その人物はそれなりに注目を浴びる。

ただ、必ずしも万人に受け入れられるわけではないと思う。

それは「クセが強いから」ということではなく、インパクトを強めるために、その結論に至った過程をどうしても省いてしまいがちだからである。

過程を上手く説明できないと、相手に理解させることも困難なので、結果的に共感されにくい。