2013-02-18から1日間の記事一覧

そもそも快とは何か?

生理的欲求に結びついている場合は理解しやすいが、必ずしもそういうものばかりではない。 一つの解釈は「弛緩」であろう。特に出力が必要ない状態と言ってもいいかもしれない。その逆は「緊張」で、この状態では精緻な出力が求められる。 ドーパミンがその…

好ましいギャップについて

例えば強面の男性が道端で猫に餌をやっていたら、ギャップによって非常に好ましい印象を受ける。しかし、愛らしい幼女が猫を蹴飛ばしていたら、むしろ大きな失望を感じる。このようにギャップそのものが好ましいわけではなく、好ましいギャップとそうでない…

予測誤差をもたらすもの

「期待と現実の差」というが、そもそもそれらは脳内でどのように表現されているのか?一つの単純な考え方は、神経細胞の発現パターンの差(異なる応答をする細胞の数)がそれに相当するというものである。ただその場合も問題点は「(予測誤差が)正か負か」…

論理の飛躍と予測誤差

ドーパミン系の機能が低下していると、論理の飛躍というか、結びつく概念間の距離が大きくなりやすいように思う。そもそも「論理の飛躍」と言うが、人間の脳内の概念の結びつきが厳密に論理的であることなどまずないので、単純に距離の問題だと言える。距離…

言動のインパクトとか虚言とか

言葉にやたらとインパクトのある人間がいる。その人間の言葉は芝居がかってることもあるし、内容が大仰(ある意味胡散臭い)なこともあるし、深い知識や斬新な発想に基づいている場合もある。一概にそれがいいか悪いかは判断しかねるが、注目を浴びやすいの…

本質に関する一考察

何事にも根幹の部分と枝葉の部分がある。例えば、学校の教員が学生の評価をする場合、基本的にテストやレポートの質、授業での態度で評価を行うべきで、授業外での振る舞いの好ましさを重視すべきではない。ただそれを勘案するのが許されないかというと、必…

優しさの一側面

他人に対して「優しく振舞う」ことは、非常に穏当なコミュニケーションの方法である。それ以外にも「相手に応じいぇ話題を振る」「相手の性格を見極めていじる」などの方法もあるが、それらは相手に応じて細部を変更する必要があり、その都度コストが掛かる…