学習の方法とモチベーションに関する一考察
例えば大学受験に関しては様々な「学習法」が提案されている。
効果的なものもあればそうでないものもあるし、効果に個人差もある。
実際のところどの方法でも大きな違いはないだろうし、併用することも可能なのだが。
高校生くらいの段階だと、必ずしもそういう認識を持てない。
(漠然と分かってはいるのだろうが)
ある学習法に効果がありそうだと思ったら、それを忠実に実行しようとし、忠実な実行が困難だと感じたら実行そのものを諦めてしまう場合がある。
また、別の学習法に移行する場合、以前の学習法によって学習した内容であっても、再びその学習法で覚えなおそうとする場合がある。
こういった行動はなぜ起こるのか?
ある学習法が、A、B、Cの3つの構成要素から成るとする。
その学習法を(他者からの紹介などで)知った時点では、複数の要素に分離できるという認識は必ずしも持っておらず、分かっているのは、全てを忠実に実行すれば(その学習法が謳っている)成果が得られるだろうということだけだ。