性格と処世術
例えば、特定の組織がリーダーの後継者を選ぶ場合、単純に成績だけでなく、日頃の振舞いなども考慮して決めるのだろう。
ただ「日頃の振舞い」は定量化しにくいので、(評価する側はともかく)評価される側はどの程度労力を割くべきか、また「何に(具体的にどのような行動に)」労力を割くべきか、判断が難しい。
「成績に現れないところでも日々努力すべき」というのは正論だが、定量化の難しい抽象的な評価を上げるために努力できるかどうかは、大部分気質による。
「明確かつ定量的な基準がなければ努力が難しい」という人間は一定数いる。
そういう人間はそもそもそういった「全人的な」評価を必要とするポジションは諦めるべきなのではないか?