現状に即した満足感の修正

初めて経験することで、十分に満足できる場合もあるが、そうでない場合もある。

過大な期待を抱いており、不満が大きくなることもあるだろう。

あまりにも期待外れであれば、二度とその経験をしようとしないかもしれないが、「やや期待外れ」程度であれば、しばらくしてまたやってみようとする可能性もある。

その場合、最初の時と異なり、現実的な期待をするだろうから、満足できる確率は高くなる。


しかし、そう考えると「満足感」は、経験の内容と感受性のみによって決まるのではなく、事前の予測が影響するものだということになる。

これは、正の予測誤差が満足感に繋がると考えれば容易に解釈可能だが、予測誤差そのものではないように思う。