類似物を欲しがる心理

何か気に入ったものができると、それに似たものも欲しがるようになる。

例えば、ある作家の作品にハマったとして、同じ作家の別の作品も買いたくなるとか。

あるいは、ある曲を好んで聴いていたとして、そのバージョン違いが欲しくなるとか。


単純な強化の枠組みで捉えるなら、類似物ではなく、全く同じものを一番欲しがるはずである。

類似物を欲しがる心理には、最初に気に入ったものへの飽きが含まれている。

ただ「飽き」が問題になるなら、類似物などではなく、全く別のものを求めればいい気がしなくもない。

「飽き」によるマイナスと「類似性」によるプラスを合計して、最大になる点がどこかに存在するのだろうか?