妥協に関する一考察

妥協と言っても様々な側面があるが。

例えば、以下のような例を考える。


何か最終的な目的があるとしよう。プロジェクトの完遂でもいいし、大学合格でもいい。

その達成に近づく方法Aがあったとする。

Aは最終的な目的に寄与する要素、BとCを含む。

大学受験の例では、「英語力のアップのために単語帳で単語を覚える」「単語帳には意味だけでなく発音も書いてあり、発音も同時に覚える」といった状況である。


当初は複数の効果を期待していたが、実際にその両方を得ようとすると、なかなか先に進まないことが分かったとする。

その場合にどうするか?

より重要な一方のみに焦点を絞って、とりあえずそれを完遂するというのが無難だろう。

しかし、当初の計画に固執して、柔軟な対応ができない場合がある。


計画を変更できない理由は何か?

一つ考えられるのは、最終的な目的に少しでも近づくには、それに寄与する複数の要素を含んでいた方がよく、またその方が目的への寄与を強く実感できるため、モチベーションが維持しやすいというものである。




上記を踏まえた場合、「妥協して前に進む」ためのコツとは何か?

実行困難な要素を外すのはいいが、それによってモチベーションが低下するのは避けられない。

「最終的な目的のためには一つ一つ実行していくしかない」という認識があれば、いくらかモチベーションを回復できるかもしれないが。