幸福感と固執
手に入らないものを求め続けたり、問題を起こした他人を責め続ける行為は合理的ではないだろう。
もちろん、人間には不合理な面があるので、そうと分かっていてもそういった行動を取ってしまうことはある。
固執しやすい人間の特徴とは何か?
先天的なもの(自閉傾向など)もあるかもしれないが、日々の生活の豊かさが固執を助長する面があるのではないかと思う。
「手に入らないものを求める」という行動は、報酬を得ることができないので、基本的に(過去に報酬を得たことがあったとしても)消去されるはずである。
にも拘わらず持続する理由は何か?
おそらく、その行動によって何かを得ることができなくとも、全般的な生活の満足度が大きければ、少なくとも消去を遅らせる程度の効果をもたらすように思う。