個性とか独創性の希求について
年を取ると「平凡でも満ち足りた暮らしができればいいんじゃね?」と思うものだが、若いころは個性やら独創性やらに拘る。
これはなぜか?
一つの考え方は、「他者からの評価(注目)」をある一点で充足しようという意図なのではないかということ。
「一点で充足する」ことの意義は、思考の切り替えが不要であること。
というか、思考の切り替えが困難で、焦点を当てた項目での評価に固執するのが若い人間の特徴なのだろう。
「他者からの評価」をある時は仕事の成果で、ある時は経済力で、ある時は話の面白さで得られればいいと考えれば、その充足はさほど難しくないのだが。