止揚とか葛藤とか

何か欲しいものがあって、一応買う金もあったとする。

しかし他に買うべきものがあるかもしれないし、なるべく金を温存しておきたい。

この状況では2つの欲求が対立することになる。


この状況でどちらかが勝り、行動が定まれば問題ないのだが、無理に両者を並立させようとすることで認知に歪みが生じる場合もある。


上記のような対立を「無理に並立させる」とはどういうことか?

例えば、「欲しいもののリストを作成し、上位から所持金で買える範囲内であればそのものの購入を正当化する」という理屈で「並立」させる場合がある。

もちろん、結果的に欲しいものを買った場合、当初の「金を節約する」という目的は果たせていないわけだが、「買うべきものを買ってる」という少し異なる形式で、「無駄使いしない」という目的は達したわけだ。