要素の抽出と代替可能性と行動の修正

ある対象Aを希求しているとして、そのA自体に固執するとそれが手に入らない時にストレスが生じるが、対象Aというよりもその構成要素Bが重要だと認識していれば、Bを含む別のもので代替することができる。

欲求の対象を要素に還元すれば、充足の手段が増えるので、一般にストレスは小さくなる。


ただ、厳密には「対象A」と「共通要素Bを含むC」は異なるし、対象Aに固有の要素には欲求が向かず、構成要素のBのみに欲求が向くということは考えにくい。

おそらくAが手に入りづらいと判断した段階で、Aに固執して元の欲求(大きさを10とする)を充足するか、共通要素Bを持つCによって欲求の一部分(大きさが7くらい)を充足するかという選択をしているはずである。