欲求の抽象化と具体化

「一般化と特殊化」でもいいのだけど。


「プライド」を例にして考えてみる。

おそらく「プライドの維持する」という欲求は原初的なものではなく、複数の他者からの賞賛を経験して、それらが「抽象化」されて生じる欲求なのではないか?

「抽象化(一般化)」に必要なのは、「対象(この場合他者)の統合」と「方法(この場合賞賛される方法)の統合」のふたつ。

「対象の統合」に必要なのは、単純に共通する要素などを抜き出すことだ。

「人間」という括りでもいいし、特定の属性(例えば「同じクラスの学生」)でもいい。

「方法の統合」に必要なのは、全ての対象から望む反応を得る方法が存在し、それが実行可能であること。

まぁ「対象の統合」と「方法の統合」は完全に別個のものではなく、互いに関係しあってるわけだけど。


興味があるのは「成功し続ける限り、人間の思考は自然と抽象化の方向に向かう」ということ。

これはどのような機構によるのか?