2012-03-24から1日間の記事一覧

低次の欲求から高次の欲求へ

マズローを援用しなくても、直感的にそういう流れがあることは実感できる。生理的欲求と社会的欲求は、性質的な違いもあるので単一の軸で比較するのは適切でないかもしれない。同じ社会的欲求で、例えば「特定の人物の承認→多くの人物からの承認」の場合、ど…

労力や時間制限と一般化の動機

例えば、「Aさんがいる時でないと手に入れることができない」場合に、それを「Aさんがいなくても手に入る」ようにできれば、Aさんの存在に拘わらず欲しいものを手に入れることができる。あるいは、「一つ一つ手作業で保存しなければならないもの」を「自動で…

刺激と反応と抽象化

人間の思考の抽象化の過程を考える上で、個々の対象から得る刺激について考慮する必要がある気がする。 新規なものを見かけたとすると、そのもののあらゆる属性が鮮明なものとして認識される。それゆえに、そのものに関する情報(例えば、何らかの操作を行っ…

欲求の抽象化と具体化

「一般化と特殊化」でもいいのだけど。 「プライド」を例にして考えてみる。おそらく「プライドの維持する」という欲求は原初的なものではなく、複数の他者からの賞賛を経験して、それらが「抽象化」されて生じる欲求なのではないか?「抽象化(一般化)」に…

他人から評価を病的に気にする理由

この場合の「評価」は明示的なものもそうでないもの(口に出さないもの)も含む。単純に「関係が破綻する可能性」を恐れているというよりは、「自分の繊細な感受性」を他者に投影して、その評価の対象となることを許容できない、みたいな感じではないかと。

他者との関係を維持するのに必要な要素

例えば大学時代の友人がいて、大学卒業後もたまに連絡を取っていたとする。しかしある時、会社が倒産し失業してしまった。このような時に、何となく引け目を感じ、友人との接触を断ってしまう場合がある。これはどのような機構によるか? そもそも何を求めて…