「他人のせいにする」とは

「責任が誰にあるか?」は所属する集団や社会のルールに依存する。

「他人のせいにする」場合に、実際に他人に責任があるかどうかは分からない。

ただ単純に事後の言い逃れに過ぎない場合もあるが、自分の頭の中では「他人に責任がある」と考えていた可能性が高い。


「他人のせいにする」と「他人の責任を追及する」はちょっと違う。

前者は基本的に想定外で、後者は想定内の場合もある。


「想定外である」とはどういうことか?

まぁ予期せぬことが起きた、ということなのだけど、「他人のせいにする」のは、問題の存在自体は想定しているが、それを他者が解決するものと思い込んでいる場合だ。

「他人が解決するだろう」という予測の有無も重要なのだが、「(責任があるかどうかはともかく)自分で解決できるか」ということも関係している。

自分で解決でき、かつ責任の所在が不明確な場合には、誰かが解決に当たっているか確認し、そうでなければ自分で着することも可能である。