白か黒かという議論の無意味さ

二分法では現実の問題に対処できない、という当たり前の結論なのだけど。

しばしば「○○なので白だ」「いや、××なので黒だ」という議論がなされるが、何故「○○という条件下では白だ」「××という条件下では黒だ」という条件を限定した折衷案に辿り着かないのか謎である。


「A、Bという材料から作れるCとDがあり、Cは利益率が高いがAを多く消費し、Dが利益率が低いがAとBをバランスよく消費する」みたいな状況下で、「Cを生産すべき」「Dを生産すべき」と議論するのはナンセンスで、線形計画法でも使って最適解(CとDの生産個数)を求めればよい。

割と問題解決に使えるのは「理系的」発想で、「文系的」発想は二分法に陥りがちで、問題解決に寄与しないのではないかと思う。(理系or文系は半分冗談だけども)