欲求が充足されないと目標が高くなる理由

例えばなかなか結婚できない人の理想が高くなる、みたいな話。

似たような現象として「欲求充足されないと細かいことに拘る」もある。

目標が高くなるにしろ、細かいことに拘るにしろ、限度が過ぎると行動の枷となるので様々な問題を生じる。

なぜこのようなことが起こるのか?


一つの単純な解釈は、充足される欲求が限定されると、限定されたものの中で精一杯欲求を満たそうとする、というもの。

広さよりも深さで勝負というか。


あるいは手に入らないものを諦める(手に入らない現状を合理化する)ために、それと並立しない別のもの(これが手に入るとは限らないのだが)に大きな価値を置く、という機構も考えられる。

結婚の例で言えば、なかなか結婚できない現状を「自分は理想が高いから仕方ない」という理由で肯定する感じ。