感想とは差分である

何と何の差分かと言うと、予測(期待)と実際(実感)の差分ね。

まぁ当たり前っちゃ当たり前かもしれない。


子供のころは他人の感想を聞くと(例えば「○○というゲームは面白かった」)、それが絶対的な評価であるような印象を受けたが、決してそんなことはないよね。

その人の経験やそれに基づく予測によって、(対象が同一でも)評価は変動するわけで。

一般に過去によいものを見ていれば、期待は高くなりやすいし、評価は辛くなりがち。

そんなわけで「(予測との)差分」とみなすのが無難かなーと。


だから「あまり他人の感想を信用するな」というのが一つの結論なんだけど、感想が「差分」を表しているのであれば、評価対象を知っている場合にそこからその人(感想を述べる人)の予測を逆算することもできるなぁと。

あと、付き合いが長いとか、同じ文脈を共有していれば、感想から絶対的な評価を予測することも可能になる。