満足感

不確実性と満足感

好ましい刺激であっても、全く同じ刺激を与えられるといずれは飽きてしまう。ゆえに満足感を持続させるには一定の不確実性が不可欠である。 不確実性が求められる理由は「飽き」を回避するためだけだろうか?どうもそれ以外にも「刺激の好ましさ」自体に関わ…

満足感の正体について

満足感が高まるケースとして、与えられる刺激が強くなる刺激の持続時間が長くなる刺激獲得の条件が(満たせる範囲で)厳しくなる適度な予測不可能性が存在する 等が考えられる。 緊張と弛緩拡散と集中

課題の難易度と満足感について

基本的に難しい課題を達成したときほど満足感が大きいがこれは何故か?「他者から評価が得やすい」という理由もあるだろうが、それだけではないだろう。 以前、満足感の生じる機構について、意識の集中と刺激の獲得だと述べたが、かなり大雑把な表現である。…

選択肢の限定と満足感のトレードオフ

複数の作業を一括して処理できる電化製品を手に入れたとする。その満足感は、労力が減少することへの期待から生じる部分もあるだろうが、それまで問題の解決のために様々な事物に払っていた注意が不要になることから生じる部分もあると思う。「○○だけやれば…

価値の高さを規定する要素

〈関連エントリ〉価値の持続について - jotunの頭の中 金銭や学校の成績のように、数字で表されているものであればどういう状態がより好ましいのか判断するのは容易だ。基本的に数字が大きければいい。(徒競走のタイムなんかは短い方がいいけど)しかし世の…

能動性と満足感に関して

突然遠い親戚の遺産で100万円手に入った場合と、宝くじを買ったら100万円当たった場合と、1年バイトして100万円貯まった場合で、どれが一番満足度が高いか?おそらく「バイトして貯めた場合」だろう。まぁそのバイトの内容があまりにも過酷だと満足度よりも…

意味の連鎖とか価値の増幅とか

例えば誰かに作業を手伝ってもらい、満足いく内容だったとする。相手はその作業の意義については十分に分かっていない。そこで感謝の言葉を述べた後で、「私は非常に満足している」と付け加えるのは悪くないだろう。しかし、「この作業にはこういう意義があ…