問題の想起とその後の行動

例えば対人関係において、相手に不愉快な思いをさせたと感じたら、その相手への働きかけをしばし躊躇うだろうが、普通は(少し時間を置くなどして)再び働きかけるようになる。

何らかの問題が生じた際に過去に行ってきたことをやめるかどうかは、問題の大きさにもよるが、感受性にもよる。

繊細な人間は、些細な問題でも「致命的ではないか?」と感じ、過去に行ってきたことでも容易に諦めるだろう。


本来なら「問題が致命的」と感じるべきタイミングは、「再度働きかけたが、意図した反応が得られなかった」時で、そこに至る前に(問題の大きさを予測するだけで)働きかけを諦めるのは不合理である。