信心に関する一考察

必ずしも宗教に限らず、不確かなものを信じるか否かについて。

ある意味では、世の中のことなどすべて不確かなので、人間はそれを「信じて」生きているとも言える。

ただ99%の確率で起こる現象を期待することと、1%の確率で起こる現象を期待することはかなり意味合いが異なるし、50%の確率で起こる現象を期待するかしないかには個人差がある。

場合によっては「99%のものは期待しないが1%のものは期待する」ということもありうるが、高い確率のものほど期待しやすいのが一般的だろう。

ただどのくらいの確率以上のものを期待するかは、個人差がある。

不確かなものでも期待する人間と、より確からしいものだけを期待する人間の違いは何か?


先天的なものによって、全般的な保守傾向が決まるという解釈もできそうだが。

すでに多くのものを得ている人間ほど、確実なもののみを期待するという傾向もありそうである。


あるものを期待して得られなかったとしても、そこですぐに思考を切り替えられるなら、さほどダメージは無い。

ただ、切り替え自体が困難な人間もいるし、一つの期待が別の期待を生んで、次々と確認すべきことが増える場合もある。


また当初の予測(期待)の精度がさほどよくなくとも、行動力が高ければ短時間のうちに何度も挑戦し、期待していたものを得られる可能性が高い。

つまり行動力などによって期待の程度が調節されることもある。