嫌悪感と選択肢の消滅

自分が嫌だと思ったことを他人にしないのが普通だが、そういう規範に従う限り、「他人からされて嫌だったこと」は「自分は今後やらないこと」になるので、どんどん選択肢が狭まってしまうことになる。

もちろん普通の人間であれば「他人からされて嫌だったこと」以外の選択肢も無数にあるだろうが、元々多くの選択肢を検討するのが苦手な人間や、神経質で他人の行為に嫌悪感を抱きやすい人間は、袋小路に追い込まれる可能性がある。