柔軟な対人関係のスタンス

柔軟でない対人関係のスタンスはどのようなものかと言うと、例えば相手の行動が許容範囲内に収まっている場合には、多少気に障る言動があっても友好的に振舞うが、許容範囲を超えた時点で敵とみなし、一切の関係を断とうとするスタンス。

このようなスタンスの問題点は、相手の言動に少し問題を感じた段階で「敵とは考えないが不満は示す」ことができれば、相手がその言動を改善し関係が円滑になる可能性もあるのに、その可能性をみすみす捨ててしまう点。

ただ「敵とは考えないが不満は示す」のは意外に難しい。

その人間との関係の維持を前提に考えるのなら、相手にストレスを与えるようなことは極力言わないのが無難な選択であるからだ。