目的に依存した支援と全般的な支援

例えば幼少期の「困ったら親が助けてくれる」というのは「全般的な支援」だろう。

大人になってからはそういう支援は稀で、目的に応じた支援が一般的である。

例えば体の調子が悪ければ医師に相談するだろうし、就職先がなければ大学の就職課なりハローワークなりに相談する。

「支援」を受ける相手は人間に限らず、PCの機能であったり、家電の機能であったりもする。


ここで論じたいのは、「全般的な支援」がどのような形で全般的にモチベーションを低下させるのかということ。

目的に依存した支援の場合、その目的に関しては「この人を頼ればいい」という発想を生むが、別の目的に関してはそういった楽観的思考に繋がらない。

しかし「全般的な支援」を受けている場合には、目的に依存せずにその人物を頼ってしまう。

この場合、目的の内容は必ずしも以前、その人物から支援を受けたものであるとは限らない。