一般化の程度と思考の遷移

例えばテレビゲームの好きな高校生がいたとする。

その子は基本的に勉強は嫌いなのだが、たまに面白いと思うこともある。

そう思ったら勉強に取り組めばいいのだが、「でもゲームの方が楽しい」と結局ゲームをしてしまうかもしれない。


「ゲーム」と「勉強」が独立した関心事として捉えられているなら、「勉強の楽しさ」から「ゲーム」に思考が推移することは少ないだろう。

関心がゲームに移ってしまうのは、「楽しいこと」のカテゴリ内にゲームが存在し、勉強もその中に入ってしまったがために、関連性が生じ、また比較可能な存在になってゲームより劣位のものと認識されてしまうからではないか。