割引率と機会費用

すぐにもらえる1万円と、1ヶ月後にもらえる2万円のどちらを選ぶか?

別にどちらを選んでもいいのだが、後者を選んだ場合、何もしなくても2万円もらえるのか、1ヶ月の間行動に何らかの制約がかかるのかで全体の利益が変わってくる。

もし1ヶ月待つ場合に何らかの行動の制約を受けるのなら、その行動の制約がなかった場合に得られた利益(機会費用)を差し引いて考える必要がある。


ただ「機会費用」はそもそも見積もりが難しい。

限界のエントリでは「大学受験」を取り上げたので、今回もその例で考える。

浪人した場合も機会費用は、「滑り止めの大学に入って1年間過ごした時に得られるもの」だが、入る前からそれを見積もるのは至難の業である。