要素の抽出と代替と芋づる式獲得

欲求の対象を要素に分割することで、別のものによる代替が可能になることが以前のエントリで述べた。

一方で、欲求の対象を要素に分割することで、ある欲求の対象Aを獲得したにも拘わらず、共通する要素Bを持つ別のものCまで欲しくなってしまうこともある。

もし欲求の対象となりうるのが共通要素Bだけであれば、Aを獲得した段階で欲求は満たされるわけだが、共通要素BをきっかけとしてCの固有の要素が想起され、それが新たな関心の対象となればそういった現象が起こりうる。