雑多な刺激の報酬価値に駆動される場合の、行動の持続時間

雑多な刺激に駆動される場合、無条件に行動が持続する気もする。

しかし実際は、しばしば行動は脇道に逸れる。

まぁ元の報酬価値が微弱なので、他に報酬を認識すればそちらに靡くという面もあるのだが。

たぶん、雑多な刺激が報酬として機能するためには「予測可能であること」が重要なのだろう。


「予測が可能な刺激が報酬価値を持つ」のであれば、予測の精度が行動の持続に重要となる。

テレビゲームでは、コントローラで操作した通りに画面のキャラクターが動くことが重要で、デタラメな動きをするなら何の面白みもない。


もう少し複雑なケースとして、「技術があれば思い通り動かせる」という例を考える。

あるいは「経験があれば動きを予測できる」でもいい。

その際は行動の持続時間(報酬価値の持続時間)は技術や経験に依存することになる。

そういう意味では「自分に向いてる」仕事は続きやすいし、慣れた仕事を持続するのも容易だ。

…まぁ仕事なんかの場合、雑多な刺激だけでなく金銭報酬を伴うので、数秒先の現象を予測できることが行動の持続に寄与するのか、一週間先の給料を高い確率で予測できることが寄与するのか、微妙なところだけども。