一般化の進展と固執

「より適用範囲が広く、例外がない」ことが一般化の完成段階だとしたら、一般化の進展には以下の二通りのパターンが考えられる。

1.例外を増やさずに適用範囲を広げる
2.適用範囲を狭めずに例外を減らす

まぁ実際は上記2つを並行して行う場合が多いのかもしれない。


2の過程においては、「例外を排除する理論」の構築以前に、例外の認識が不可欠である。

それはどのようになされるか?

それは特定の理論(というか初期段階では特定のものであったり、特定の行為)に意識を集中し続けることで、それと同時期に想起された別の概念との並立の可否を確認するという機構なのではないか?