執着による認知の歪み

「特定の物事に固執して他の行動に移るのが遅い」とか「同じことばかりやっているので知識が広がらない」程度であれば害はたかが知れているのだが、認知の歪みを生じるようになると問題だなと。


執着がどのように認知の歪みをもたらすかと云うと、例えば「不確定な要素を(執着を合理化する方向に)偏って評価をする」というケースが考えられる。

すでに自分の中で評価が確定していればさほど歪みは生じないのだが、執着は評価の確定しない要素に干渉し、判断を捻じ曲げる。


予防策はあるだろうか?

経験が全般的に増えればそのリスクは小さくなるだろうが、全ての要素に対して評価を確定させることは不可能なので、完全に予防することはできない。

「執着している」という自覚があればバイアスをオフセットすることも可能だろうか?

確かに、自覚があるケースも皆無ではないだろうが。