先見性と逃避と執着

「先のことを考えてやってる」のが本当に先見性なのか、現状からの逃避なのか、過去への執着なのか分からないことがある。


「現状からの逃避で後で役立ちそうなことをやる」は分かりやすいのではないかと。

例えば、モテないから恋愛からは逃げ、勉強に専念するとか。

「過去への執着によって後で役立ちそうなことをやる」は分かりにくいけど、要するに執着する対象の実用性がすでになくなっている場合に、自分の現在の行為を合理化するために「また役に立つかもしれない」と思い込んで行動を持続するケース。

サンクコストに縛られている、とも言えるかもしれない。


「先のことを考えて行動する」はポジティブな意味に捉えられることが多いが、行動の妥当性の評価が甘くなる(フィードバックが得にくい)ので、逃げの口実にもなりがち。