他人に出し抜かれるパターン

最初から同じ土俵で勝負し単純に力の差で負ける、ということもあるにはあるが、現実での「勝敗」は設定した「土俵」が何かによって決まることが多い。


他人に「出し抜かれる」際は、「自分はもしや相手の手の内で踊らされているのではないか?」と思っているのではなく、「相手の意図はこの程度だろう。であれば私の勝利は堅い」と思いながら出し抜かれるケースがほとんどだ。

まぁ予測した相手の意図が当たっていればいいだろうし、意図が読めなくても勝負する土俵を間違えなければ無様な負け方はしないが、思考に甘さがあるとしばしば醜態を晒す。

なぜそんな事態になるのか?

そもそも判断の根拠が甘いことが多い。

単純な他者との比較からの類推(例えば「あいつより模試の成績がいいから、いい大学に入れるだろう」)によって結果を予測するとこけるケースが多いが、これはある種の短絡的な思考が原因だろう。