自意識過剰について

自意識過剰にもいろいろあるだろうが、典型的な「(自分のことでないのに)自分のこと?」という勘違いについて。

そう思いがちな人間は自意識過剰と言われたり、ナルシストだと思われたりするが、この手の勘違いのしやすさは自尊心や自惚れとはさほど関係がないのではないか?

(もちろん経験に基づいて「自分が話題にされている」可能性を正確に見積もることも不可能ではないだろうが)


おそらく先天的な「視野の狭さ」であるとか「過度な意識の集中」が上記のような勘違いを誘発するのだと思う。

他者による評価(対象は不明)がそれなりのsalienceを持つ場合であれば、その評価を誰かかしらに割り当てないと「落ちつかない」のだが、「意識が集中しやすい」人間はそれを(相応の根拠がある)他者に割り当てることが困難で、結果的に自分に向けられたものと解釈する可能性が高いではないか。