他者の評価に根差した目的と自身の満足に根差した目的

「他人の評価を期待するとろくなことがない。自分で満足できるものを選ぶべき」

とよく言われるし正論だと思う。

ただ両者の境はそれほど明確ではない。


「自分で満足する」にも多少なりとも「他者からの評価」は含まれているのが普通だろう。

「評価」というと語弊があるかもしれないが、少なくとも「他者に貢献したい」のはあるのが普通だし、それと「評価の期待」は容易に区別できない。


結局「欲しいものがどれだけ具体化できているか」という問題なのかとも思う。

目的が個別の事象から一般的な概念に向かうこともあるのだが、目的の成立初期には「抽象→具体」という流れの方が一般的だろう。