固執とか不変性への拘りとか

最近考えた仮説は「強いドーパミン放出が起こると、手掛かり刺激への反応やドーパミン反応性の転移が起こりやすく…」みたいなもの。

ここではそっから先について考えてみる。

「転移が起こりやすい」ことと「不変である」ことの関係は何か?


強いドーパミン放出を伴う対象は、それ自体が強い二次強化子となって、様々な行動・対象を強化する。

まぁ「強化」というと行動に限定されえるので、ドーパミン反応性の付与と言った方がいいか。

行動なり外部の刺激なりに反応性が付与された場合、その後報酬(一次強化子)を手に入れるか、状態価値の高い状態(二次強化子)に遷移しないと負の報酬予測誤差が生じる。

二次強化子によって反応性が付与された場合、一般的にその後に求めようとするのは二次強化子であろう。

つまり、強いドーパミン放出を伴う刺激は、そのものを後に必要とする刺激にsalienceを付与する、という方法で依存を生じさせるのではないか。