思考の範囲と絶望

「過剰な期待を抱くと絶望しやすい」という傾向がある。

単純に解釈すると、期待が大きいので、同程度の成果が得られても予測誤差が負になりやすいということだろう。

しかし他の解釈も可能だと思う。


ドーパミン放出の減少に伴って思考の範囲が狭くなるとすれば、期待が大きいほど思考の範囲が非常に狭くなりやすい。

思考の範囲が狭くなるほど、検索できる「打開策」も少なくなるので、ちょっとした問題が生じただけで容易に「絶望」してしまうのではないか。