目的と手段と強化

人間は「目的」の達成のために「手段」を企図する。

目的によって価値が与えられるという意味では、「手段」は「目的」によって強化されると言える。

目的に対する集団の位置づけは、報酬に対する手掛かり刺激の関係に近い。

ただし基本的に「目的」が定まってから「手段」が出てくるのであって、偶然行った「手段」が目的によって強化されるという形式ではないが。


手段を目的の「手掛かり刺激」だと捉えるならば、手段の実行は「目的達成の予測」であって、実際に目的を達成しても報酬感が得られなくなるし、達成できなければ不満感を生じる。